2009年1月2日金曜日

大久保松恵の死

数学を専門とする大学教員が、いった何が悲しくて新年そうそう元AV女優の死についてブログで語るのか、と思う人もいるだろう。書いてる私自身も多少そう思っている。

それに、時事ネタにしてはちょっとタイミングずれてるし。同じ時事ネタなら、最近のパレスチナ情勢とかにすれば?今はガザは大変なことになってるし、つい半年前までイスラエルに住んでたんだし、ってな天の声が聞こえてきそうな気もするが。

しかし、先週、彼女の死が発覚した時は、日本のワイドショーとかは大変な騒ぎだったんだろうなぁ~、とか考えながら、色々ネットを徘徊していた。新聞とかYouTubeとか。なんか自殺の可能性もあるっぽいことが言われてたみたいで、ブログに書くのはその辺がはっきりしてからにしようと思ってたら、一週間以上たってしまった。で、未だに死因ははっきりしないらしい(私の知る限り)。でも、いい加減書くことにした。

そもそも私が彼女のことを意識(?)し始めたのは7、8年前。台湾人の友人に例の彼女の自伝を読むように勧められてからである。ちなみに、彼女は台湾でも相当の人気だったらしい。さらにちなみに、この友人は日本語を勉強していて、日本語版を持っていて私に貸してくれたのだった。

ところで、それまで私の彼女に対する認識度といえば「飯島直子といまいち区別がつかない」といったテイタラクぶりであった。

始めは「友人に勧められたから」という理由だけで、特に気乗りしないまま読み進めていったのだが、途中から見方が変わったのだった。

この本が今手元にないので、細かい経緯は忘れてしまったが、そもそも彼女がAVデビューしようとした理由のひとつは「アメリカへの留学資金を稼ぐため」だったのだ。

って、高校も卒業してない彼女がアメリカへ留学できんのか?とも思ったが、とにかく彼女はそのためにAVという世界に足を踏み入れたのだ。

そして、最初のAV作成の前に、AV会社の社長かなにかから「これで綺麗になってきなさい」とかなんとか言われ札束を渡されたのである。整形手術代として。そして、彼女はそれに従ったのだ。この辺の件は覚えている。

で、幸か不幸か、これがきっかけで彼女はアメリカではなく芸能界という世界で成り上がっていくことになったのである。

私自身は10数年前、自腹を切ってアメリカへやってきた。その当初は収入源は一切なく、日本でバイトして貯めたお金と、学部時代にもらってた育英会の奨学金を貯めたものを食いつぶしていた。そのため留学資金のやりくりに苦労した経験を持つ。そういう理由から、彼女がAVに足を踏み入れた理由を知って以来、ほんの少しではあるが彼女のことを意識して見るようになったのだった。といっても、たまに日本に帰ってテレビに出てるの彼女を見て、「あぁ~、出てるなぁ~」と思う程度ではあるのだったが。

しかし、さすがにその彼女が死亡したという記事をネットの新聞で読んだ時は一瞬固まった。「本当かよ?」というような感じで。年齢的にも彼女と私は2歳しか変わらないため、30数年間同じ時代を生きてきた訳でもあるし、さすがに、ブログに書かなければと思ったのであった。

そして、私は何度か自問自答したことがある。「私が女だったら、整形をしてAVデビューしてまで留学資金を稼いだだろうか?」

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