2009年1月23日金曜日

二週間

今日で、新学期が始まって二週間が終わった。今学期は私の授業は火曜と木曜なので、正確には私の授業は昨日二週間目を終えたことになる。

ところで、私は今いるPurdue大学を入れて合計4校の(アメリカの)大学で教えたことがある。私は、数学者のキャリアの中で研究者としてはまだ駆け出しもいいところなのだが、実は教育者としての経験値は年齢の割に結構な量なのである。しかも、日本の大学時代の塾でのバイトとかも入れたら、さらにかなりの量になる。(ちょっと自慢。)

そして、常々思うことは、(アメリカの大学の授業において)学期始めの二週間というのは、各授業の全体的な雰囲気と言うか、大きな流れを決定するかなり重要な期間であるのだ。

始めの二週間ぐらいの間に、授業を運営する上で何か大きなミスをしでかしてしまったら、それがその後、学期の終わりまで後を引くことになりかねないのである。ここで言う「ミス」って言うのは、たとえば、生徒との間によからぬ雰囲気を作ってしまったり、なんとなく生徒に「この先生の授業あんまり大したことないなぁ~」的な印象を与えてしまったり、といった様なことである。

そして、いったん悪い「流れ」を作ってしまったら、それを修復するのはほとんど不可能になってしまうように思える。

そんな訳で、始めの二週間ぐらいというのは、私はかなり気を使って授業を行うようにしている。ただ、最近ではもうそんな大きなミスは犯さなくなったのではあるが、アメリカで授業を受け持った最初の1年ぐらいは、結構色々と失敗をしでかしたことがあった...........

そして、その二週間も無事終わった。一応、スタートは順調な滑り出しといった感じである。


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